肥後こまについて
肥後こまについて
熊本県伝統工芸
肥後こま
肥後こまは加藤清正公の時代より
四百年守り続けた県伝統工芸の縁起こま。
十三種の形状があり、
その中でも「肥後ちょんかけ」は世界で最も
回すのが難しいこまと言われています。


素材として用いられるのは国産木材のツバキ、コヤスなど。
ツバキは割れにくく木肌も白いため色を綺麗に塗ることができ、よく利用されています。
芯棒には鉄やステンレス、真鍮を用いています。
肥後こま職人
職人はわずか二人
現在「肥後ちょんかけ」を回すことが
できる人は数十人いますが、
肥後こまを作ることができる職人は、
わずか二人。


たくさんの娯楽が溢れる現代。
昔ながらの遊びを風化させる事なく継承していくためには変えなくてはいけないものも多々あります。
その一方で、変わらずに受け継がれてきた伝統の技術。その高い技術は、知れば知るほど感服するものです。
技術を後世にも受け継いでいくために、肥後こまの事をもっとたくさんの方に知っていただき、
後継者が現れてくれることを願うばかりです。